議会こぼれ話


議会こぼれ話は、主に3月・6月・9月・12月の各定例議会の終了ごとに書き換えます。今回は、令和6年3月定例議会(2月29日から3月22日)等の中からお知らせ致します。
 
1、議長を除く全議員が質問を行いました。
 
今議会では、議長を除く21名の全議員が質問を行いました。内訳は、会派代表質問者が6名、一般質問者が15名です。私の記憶する限り、議長を除く全議員が質問をするのは今回が初めてです。
 議場での質問等の発言行為は議員の使命の一つであり、その意味で、様々な議論が展開されたことは望ましいことであると思料致します。

2、学校給食費の無償化は国庫負担が望ましいと考えますが?
 
学校給食費の無償化は多くの自治体で導入されており、本市でも令和6年度予算において、市内の全児童生徒(凡そ7,000人)の内、中学生(凡そ2,300人)の給食費を無償化する為の予算(凡そ1億1千万円)が計上されましたが、多くの議員から小学生を含む学校給食費の完全無償化の時期はいつ頃になるのか?等の質疑が数多く為されました。
 それ等に対する執行部の答弁は、「当面の間は中学生段階に止め、完全無償化は財源の目途がつき次第、実施の方向で考えたい」との主旨でありましたが、地方自治体にとっては、学校給食費の無償化は大きな財源負担が伴います。
 ちなみに、牛久市の場合、小学生までを含む全児童生徒の給食費を完全無償化する場合の財政負担は年額で凡そ3億1千万円と考えられます。
 ところで、昨年、政権与党の幹部から、「義務教育段階における学校給食費の無償化については、子育て支援策の一環として国庫負担を検討すべきでは?」との意向が示されたとの報道があったことは記憶に新しい処であります。
 学校給食費の無償化は今や全国的な流れとなりつつあることは論を待たない処であり、その意味で、国庫負担による学校給食費の無償化の実現は些かでも少子化に歯止めを掛ける切っ掛けの一つになるものと思料致しますが、皆さんはどの様に考えますか?