❷議会の活性化
議会は基本的に年間に4回開催されますが、議員はそのたび毎に市政の全てに関して質問をする機会が与えられています。これを「一般質問」と呼びますが、私が
1期目の時代は、22名の議員中私を含めて凡そ半数の議員だけが質問を行なっていました。又、質問の順番は受け付け順とされていますが、1期目も2期目も、私は殆んど1番手で質問を行ないました。
すると、 2期目の後半期から4名乃至5名の議員で質問の1番手を争うようになり、今では1番手がくじ引きで決められる様になりました。更に、質問する議員数も徐々に増え、今では議長を除いて16名から18名の議員が一般質問を行なう様になり、それまでの会期日程中、2日間であった一般質問日が1日追加されて3日間となりました。
加えて、議会の公開化にも努めました。2期目の当初に私が産業建設常任委員長に就任した際に、それまで実施されていなかった「委員会の傍聴」を委員長の職権で許可したのが切っ掛けとなり、今では全ての委員会が原則として公開され誰でも傍聴が出来る様になりました。
❸議長在任中の議会の活性化実績
私は、議長就任時の所信表明において、主に3項目の活性化策を提言し、「議会改革特別委員会」を立ち上げて審議して戴きました。その結果、在任中、2項目を実現することが出来ました。
先ず1つ目は、「常任委員会の名称及び所管事項の見直し」であります。
通常、常任委員会の名称は、執行部の組織名称に合致する様に名付けられておりますが、牛久市議会の従来の常任委員会の名称中には、現在の執行部の組織には不存在の名称が使用されていることから、之を訂正することと同時に、所管事項の見直しも行ないました。
すなわち、「総務常任委員会」を「総務企画常任委員会」に、「教育民生常任委員会」を「教育文化常任委員会」に名称変更し、併せて福祉部門を当該委員会から切り離して、新たに「保健福祉常任委員会」を立ち上げました。
又、「産業建設常任委員会」を「環境建設常任委員会」に名称の変更を行ないました。
次に、予算常任委員会を設けました。従来、予算については、年度当初に予算特別委員会を設置して当初予算の審議を行い、その後の補正予算については、各常任委員会毎に分割付託をしていましたが、予算は、本来、分割ではなく一本で審議されるべきものであるとの観点から、之を常任委員会化しました。但し、「予算の単年度主義」との事実を踏まえ、予算常任委員会委員の任期は、他の常任委員会とは異なり、1年としました。
更に、会派代表質問制度の導入を提言しました。背景には、牛久市議会は会派制度を採用しているにも拘わらず、従来から之が実施されていなかった事実があります。
そこで、議会改革特別委員会に導入に向けての諮問をしましたが、結果として、質問時間の配分についての各会派の意見が統一されず、残念ながら、私の議長在任中には結論が出ませんでした。
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